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2歳半になる娘がいますが、まだスプーンで食事しています。お箸が上手にもてません。いつごろからも持たせたらいいのでしょうか。
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まず正しいお箸の持ち方を確認しましょう。お箸を軽く握って、すっと抜いてみてください。
親指とひと指し指が丸く輪を作っていますね。そこがポイントです。
親指と人差し指を丸く輪にして操作できる器用さが、正しくお箸を持たせます。鉛筆を軽く握ってやはりそっと抜いても、タオルをぎゅっとしぼった時の親指と人差し指も、やはり、輪になっていますね。
輪にすることで指先に力が集中して、細かい作業もこなせるようになります。これがいわゆる「器用」な手です。
このような器用な手にまで発達するには、3歳前後までかかるでしょうか。2歳半なら、そろそろ練習していいのではないでしょうか。でも、スプーンも併用してもいいです。
「こんなふうに持つんだよ」と教えてあげるといいですね。
ところで、器用な手になるためには、手を一杯使っていたずらや遊びをしなくてはね。そして、手の発達と、ことばの発達は大変大きな関係があるのです。
「手は突き出た大脳」といいますね。手を使って道具を作り、道具の使い方や、どんな道具が必要かなど、伝え合うために言葉が生まれてきたのですね。
だから、通常、左の側頭葉(大脳の左横の部分)に、指の動きをコントロールする部位があって、ほぼ同じところに言葉をつかさどる「言語野」があるのです。
お箸を上手にもつ力は、豊かな遊びのある生活、あそびがあれば仲間がいてお話しの相手もいる、そこで言葉の発達も促される、と、すべてに関連してゆくのです。
反対に言えば、言葉の発達を促すためには、手を使った豊かな遊びと、手を使うことを支えるしっかりした体つくりにつながる遊び、遊ぶ仲間や話したい信頼する大人がいること、そして、遊びに熱中できるためには規則正しい生活リズムが必要ですね。
カードや、テープなどで言葉を教え込んでも効果は薄いですし、マイナスのほうが多いかもしれません。
話しが「お箸」から「言葉」にまで発展してしまいました。